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笹幸恵
2018.9.16 21:15日々の出来事

ほぼ寝たきり。

発掘調査で持ち帰った腰痛が悪化。
骨法整体で身体のゆがみを整えてもらうも、
ひょいと屈んだら、その瞬間に左脚の付け根に
激痛が走り、以後、歩行困難に。
最寄り駅前の整骨院で見てもらうも
症状は改善せず、昨晩、またバランスを
崩して身体をひねってしまい、
そこから激痛にもんどりうって
のたうち回る羽目になった。

市販の鎮痛剤を所定の倍以上飲み、
湿布を貼るも改善せず。
立てないどころか、座っても痛いし
横になっても痛い。
楽な姿勢を見つけられないまま、
「う、うう、うおおおぅ」と
獣のような唸り声をあげること2時間。
ついに総合病院の夜間診療に駆け込む。
命にかかわるケガとか病気ではないので
心苦しいのだけど、神経から来る痛みは
どうにも耐えられない。

レントゲンを撮り、座薬を処方してもらって
診療から帰ってきたのは夜中の4時半。
けれど痛みがすべて消えたわけではなく、
朝まで延々と苦しみ続け、今朝になって今度は
休日診療をやっている最寄りの整形外科へ。
診断は坐骨神経痛が悪化して、神経が
炎症を起こしているとのこと。
結局、痛み止めの飲み薬と座薬と湿布を処方され、
コルセットをはめて安静にしとけと言われた。
とにかく歩けない。というか、そもそも立てない。

それでも自分の意思で医者を選ぶことができるって、
こういうことかーーーと、もくれんさんが言っていた
日本の医療のありがたみを実感する。
医師が割り当てられていて、しかも数日待てなどと
いわれていたら、痛みのあまり発狂していたかもしれない。
いまだって、処方された薬だけでは
どうにもならない場合に備えて、
さらに設備の整った専門外来の情報を仕入れて
検討することができている。

日本の医療の現場はすごいよ。
夜間の救急医療の現場は壮絶だけど、
看護師さんたちは唸っている私に
優しく声をかけてくれるし、
地元のためにと休日に診察してくれる医者が
いるんだもの。
藁をもすがる思いで駆け込む場所が
ちゃーーんとあるんだものなあ。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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